東京モーターショー2017(その2)技術いろいろ

今年を起点に今後どんなトレンドになるのか?
そんなことを良く考える。

テレビでもよく取り上げられる自動運転。
メルセデスはシェアサービスを想定した
自動運転車を展示していた。
充電機まで自走し充電するところは
掃除機のルンバと発想は同じだ。

今後の流れの一つとしてシェアサービスは
間違いなくあると思うが、どのくらい広がるのか・・・
かっこいい車を所有し、乗り回すというトレンドは
20年後も今と同じなのだろうか?
ガソリン車はどうなるんだろう?
まったく見当がつかない。

豊田合成に展示されていたコンセプトカー。
エアバッグの技術を応用して
人にぶつかったときにエクステリアを膨らませて
人を保護するといったもの。

マツダのコンセプトカー。
未来的なデザイン。

ホンダのコンセプトは面白かった。
車が家の一部になる、或は
家の一部が車になっている、というもの。

部屋でくつろいでいるときに、
「あ、コンビニに行かなきゃ」
なんてときに、部屋がそのまま
動き出してコンビニで用をたして
帰ってきてまたくつろぐ。

コンチネンタルのマンマシンインターフェース。
メーターやナビ、エンタテインメントが
全て一体化し、しかもUIに優れたものを使用。
例えば円形のスイッチの周辺をすーっと
なでることによってコマンドを入力するなど。
これだけスマホやPCが発達しそろそろ
技術が飽和しかけているかなと思いきや、
小さな技術かもしれないが、面白い
工夫が随所にもられている。

ライティングはもはや行く手を照らしたり
ドライバーの運転を補助するためにあらず。
後続車にメッセージ(この例では車間距離かな)
を送るという使い方。

コンセプトなので色々できるし、
車に家電系エレクトロニクスの技術が
導入されることで、快適さ、安全性、
マンマシンインターフェースなどが
どんどん進化し、アプリケーションも
多種多様になってきている。

けれど、私が注目したのは、
地味だし、見えないところで
使われている素晴らしい技術。

例えばウレタン系なのに
放熱、防音性能を持つ素材。

CFRPのコイルばね。
サスペンション用だ。
重量は従来のばね鋼の1/2以下。
フル充電の連続走行距離の改善
には当然軽量化も重要な要素。

そして樹脂ウインドウ。
これも軽量化の技術的施策の一つ。
こうした見えないところで活躍する技術こそ
自動車のパラダイムシフトを生むものなのかもしれない。

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