防音リフォーム

音楽を気兼ねなく楽しむための
最も簡単な方法は、ヤマハ 防音ユニット
などのような組み立て式の防音ユニットを
部屋の中に設置する方法。

価格を見てみると、0.8畳で58万円から。
性能の高いDR-40だと83万円。
1.5畳でDR-40だと105万円。
ユニット設置のハードルは
価格だけじゃない。

例えば8畳の部屋に1.5畳のユニットを設置した場合、
残りのスペースはユニットの壁の厚さ分、更に狭くなる。
しかも残りのスペースは使いづらい形になる可能性がある。

悩んだ結果、部屋をそのまま生かし、かつ、
簡単に防音できる方法にした。
下記がそのポイント。

1.部屋は真ん中が良い
2.ペアガラスのサッシに交換
3.更にペアガラスのインプラスを設置
4.ドアは30dB程度防音効果のあるドアに交換
5.床に防音防振効果のあるカーペットを敷く
6.防音構造のカーテンを二重に取り付ける
7.階段上、及び玄関上の窓にインプラスを取り付ける

工事が始まった。

部屋の入り口にはカバーがかけられた。

部屋の中から見るとこんな感じ。

ドアフレーム取付工事と
ドアの取付が完了。
ドアは、リクシル
プライベートドア「ラシッサS」。
簡易防音ドアで、音を30dB低減できる。

ペアガラスのサッシもリクシル。
リクシルのサッシは数ランクのグレードがある。
私が選択したのは一番下のグレードのデュオPG。
ガラス5層とか、アルゴンガス入は相当高額。
その代り、ペアガラスのインプラスを追加。

ペアガラスのサッシに、ペアガラスのインプラスを
追加設置することで、ガラス4重構造となった。

レースカーテン「トル」は2重構造の防音仕様。
ピアリビングの製品。
レースカーテンなのに防音効果がある。
更に、ウォッシャブル、UVカット、遮熱、花粉ガードと多機能。

メインのカーテン「コーズプラス」は5重構造。
これもピアリビングの製品。

音漏れ防止効果を更に高める構造。

フローリング床は音を反響させる。

床はピアリビングの製品「静床ライト」。
これで床の防音・防振対策完了。

こんなにいい感じに仕上がった。

そして部屋のドアからの音漏れを外部に出さぬよう、
階段上と玄関上の窓にはそれぞれペアガラスのインプラスを設置。

費用は下記の通り。
カーテンとカーペットで約12万円。
サッシ1セット、インプラス3セット及び
簡易防音ドア+工事費で約50万円。
概ね一番安いヤマハの0.8畳防音ユニット程度の費用で済んだ。
現在の部屋をそのまま使うことができるのは大メリット。

早速、オーディオを大音響で鳴らしてみた。
ベランダの前に立ってみた。
体感上、40dB以上は軽く減衰している。
ペアガラスサッシ+ペアガラスインプラスの効果に大満足。

次にドア。
廊下に立ってみた。
体感上、確かに30dB程度かなと感じた。

そして、玄関の外に出てみた。
殆ど音漏れが無い。
ペアガラスのインプラスの効果に大満足。

総合的にはVery Good!
勿論、オーディオの音量をクラブレベルにアップしたり、
深夜の最も静かなときにオーディオの音量を上げるのはNGだろう。

問題は階下の家族への影響。
階下には低音がバンバン伝わっていた。
ベースの低音、ドラムのバスドラの音は
本格的な防音でないと難しい。

ということで、防音工事をしたと言っても
本格的な防音ではないので、そこらへんを
気遣いながら音楽を聴いたり、楽器を鳴らす必要はあるだろう。

今回、壁と天井には何もしていないが、
機会があれば実験的に色々やってみたいと思う。

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