EV初試乗 ポルシェ タイカン

営業さんから何度か勧められていたタイカンの試乗。
ずっと放置していたのだけど、4年目点検を機に試乗することに。

私もかみさんも電気自動車(EV)の購入にはハードルを感じていて、
以前、テスラの購入を検討したのだけど、思いきれなかった。
いくつか自分達の考えるEVへのハードルがあったからだ。
航続距離の問題と充電環境の問題。
充電設備の整っていないところに出かけたときの充電切れリスク。
次に、バッテリーへの不安。
私、過去にバッテリーで何度か怖い思いをしたことがある。
加えて充電キャパの劣化。
そして次の2つが一番のハードル。
エンジン音とデザイン。

そんなハードルをもったままかみさんと試乗してみた。
タイカンを試乗しなかった一番の理由はデザイン。
私もかみさんもデザイン重視。
初めて見た時、二人ともポルシェの車と感じられなかった。

久しぶりに見て、やっぱりデザインはどうも好みではないと再認識。
特に目。蟹とか海老とかの甲殻類みたいにみえてしまう・・・

試乗車は4S。

ドアノブは電動開閉。

リア。

フロントコンパートメント。
ちょっとした小荷物が入る。
911と同じ。

リアのラゲッジスペースは
中くらいのスーツケースが2個入るくらいかな。
後部座席のシートを倒せばゴルフバッグも入る。

ドアを開き・・・

中を覗き・・・

シートに座った。
インパネにアナログメーターは無く
とてもすっきりしている。
ゲーセンのドライビングゲームのような感じ。

全てこんな感じですっきり。

ドライビングモードも色々。
モードによっては、エンジン音の代替音も出るらしい。

聞いてみたらエンジン音ではないけどエントリーモデルには
オプション(84,000円)でつけられるとのこと。

充電ポートは普通と急速の2種が
左右に用意されている。

ポートの右側の黒いバーの下を
バーにに沿って手をスーッと通過させると
充電カバーが自動開閉する。
これはどのモデルもオプション。

EVを購入するときに忘れてならないのは
自宅で充電するための設備。
外壁に取り付けるコンパクトなチャージドック、
又はモバイルチャージコネクトの何れかは最低必要。
写真のチャージドックを使う場合、
これを取り付けるだけでは駄目で別途電気工事が必要となる。
一方、モバイルチャージコネクトであれば、
家庭用コンセントから充電することができる。
サイト上には具体的な充電時間が記載されていないが、
チャージドックよりも電力が小さいので
100%まで充電するのに相当時間がかかるのではないかと思う。

尚、コンパクトな充電スタンドや
写真の本格的な充電スタンドもオプション購入可能。

試乗した感想として・・・エンジン音無しで走るのが怖かった。
ちょっとアクセルを踏み込むと、エンジン音が鳴らないのに、
グワーッと加速するから最初は相当とまどってしまった。
結果、常に安全運転を自然と心がけていた。
慣れたら逆に危ないのかもしれない。
エレクトリック スポーツ サウンドはエンジン音とは違い、
モーター音を増幅等の信号処理をして出力するらしい。
なので、音はエンジン音とは異なった音だとのこと。
試乗中に設定をしなかったため音を聴けなかったのが残念。

デザインはやはりどうしても好きになれなかったけど、
EVに対するハードルが相当低くなった。
EUもEVまっしぐらの政策をとっているし、
日本もやっと追従しはじめたから環境はアッと言う間に変わるだろう。
逆に営業車ではない一般のガソリン車に税を重くするとか、
或は、以前のハイブリッド車等への優遇政策同様に
EVに税優遇する政策をとる可能性もあり得る。

なんとなくだけど、営業さんは近い?将来的に
タイカン以外のモデル、例えばSUVあたりでEVを
出すような雰囲気を醸し出していた。多分、出るな、と思った。

EVは初めてなので、ガソリン車のときよりも丁寧に
スペックを並べて検討してみた。
下記4種以外にもターボモデルがあるけど、除外。
形状は2種。4ドアのセダン風の形状と、ワゴン形状。
いいなと思ったのが、エントリーモデルでも
標準装備が充実していること。
今乗っているマカンSでオプションになっている
ドライビングアシストやLEDライト等は殆ど標準装備。

オプションは、更に贅沢な機能、例えばヘッドアップディスプレイとか、
マトリクスLEDライトといったように、なくても全く問題ないものばかり。
なので、エンジン車よりもオプション代がかからないのは明らか。

サイトを閲覧していて一番気になったのが、
バッテリーパフォーマンスプラスという表記。
これは、追加のバッテリーと理解した。
クロスツーリスモモデルには標準で装備され、
通常のモデルはサイト上では、モデル表示の欄で
バッテリーパフォーマンスモデルと通常のモデルが
クリックで別表示されるようになっている。
その一方で、カーコンフィギュレーターでは、
通常のタイカンを選択後にオプション選択できるようになっている。
ちょっと分かりづらい感有り。
加えて、サイトのあちこちを閲覧してちょっと難しかったことがある。
仕様の欄には、一充航続距離、航続距離と2種の数値があるのだが、
モデルによって両方に記載があるものと、片方にしか記載が無いものもある。
一方、概要の中では、モデル毎に推定航続距離というものがあり、
更にバッテリーパフォーマンスプラスの説明の中では
路面状態やモデルによるが、最大航続距離が484kmまで達するとの記載があり、
これらの数値の具体的定義も無いので、
自分の中で最後まで数値の整合性がとれなかったこと。
ちなみにタイカンターボSの仕様の欄には航続距離の項目がなかった。
まあ、この車はタイカンの最高峰なのでこれを買う人は
航続距離なんか気にしないということなのかもしれない。

タイカンは走行中も充電されるとのことなので心配無用かな・・・
どのくらいの速度でどのくらいの距離を走るとどのくらい充電されるのか・・・
そこは気になる。
魅力的なのが、バッテリーの保証条件。
走行16万キロ又は新車登録から8年。
この好条件にかみさんは益々ポルシェのEVに傾いた。

細かいことはまあ抜きにしても、今回の一番の成果は
EVも購入ターゲットになるな、ということだと思った。

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