木曽路を行く(その5)至高の宿 BYAKU Narai(食事その1)

楽しみにしていた夕食。
離れから300メートルほど歩いて本館へ。
席に案内される。

「傳」の料理長 長谷川在佑氏がメニューを監修。

夕食の説明はまるで詩。
全く想像がつかない。

酒造時代のなごり。

ゆったりとしたカウンター席は全部で2人×3組。
間にはポリカの透明仕切り。
目の前は全面ガラスで煙突がどんと鎮座。

ペアリングにしていたので楽。
最初のグラスは塩尻の株式会社アルプスのスパークリング。
ミュゼドゥヴァン oasis ブラッククイーン

松本ねぎのすりながし
イメージからかけ離れた美味しさにちょっと驚いた。

上伊那郡の小野酒造店の
夜明け前 生一本ひやおろし
なんで「夜明け前」と思って調べたら
先代が島崎藤村のファンだったとのこと、納得。
帰りに買おうとあちこちで見たけどどこも完売。

おやき
「あー、よく長野の土産屋で売ってるよね」
というレベルでは全くなかった・・・
おやきの概念が変わってしまった・・・
中身はあるあるの野沢菜ではなく、
地鶏、アカヤマドリ茸、放牧牛のチーズ
特にこのアカヤマドリ茸がポルチーニみたいに極上の旨さ。
もちろん、長野産。

安曇野のドメーヌ・ヒロキのロゼ。
お出しする寸前に炭酸を加えましたとのこと。
これは初めて。美味しかった。

雪鱒のカルパッチョ
味付けに感動。
ネギ油、マヨネーズ、山椒、生姜、にんにく、醤油、山葵
新しい味付け手法を学んだ気がした。抜群に美味しい。

上田市の若林醸造の酒
つきよしの おりがらみ初搾り

鯉のフリットに蕪餡とたっぷりの長野産松茸
鯉のフリットなんてここにこなければ一生食べれなかったかも。
ちょっと前に南信州で食べた鯉の旨煮はその美味しさに驚いたけど
この鯉のフリットには味とアイデアの両方に驚き。

ジンベースの自家製の果実酒
果物だけでなく針葉樹の葉などが入っていて
果物と森を味わうといった感じで後をひく。

長野県の野菜をそれぞれの特性を生かして調理した
とても手間のかかった一品。
野菜好きにはたまらないと思う。
特に野菜好きでない私が素朴な美味しさに感動。

この一杯が思い出せない・・・

説明に「しし」とあったので猪と思いきや鴨。
肉を総称して「しし」と言うらしい。
いちぢくベースのソースは鴨と良く合う。

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